美味しいパンは、全てをひきこむ。国領・ブーランジェリースノウチの「クロックムッシュ」

ノウチさんの ロックムッシュ

クロックムッシュ

それは一目惚れ、見た瞬間に舌が、胃袋がそれをほしがるような美味しい焼き加減を表していました。今日のパン図鑑は、ブーランジェリースノウチさんのクロックムッシュです。自家製ベジャメルソースにロースハムとイタリア産グラナパダーノをサンドして焼き上げられたクロックムッシュ。

軽くトーストすれば、チーズの香りが食欲を誘います。
サクッとした食感に、チーズとベジャメルソースの濃厚でやわらかな味。
パンにサンドされたハムの塩気がきいていて、いや、これはハムではなく、グラナパダーノというチーズの塩気が隠し味となってきいていてハムやクロックムッシュ全体の味の輪郭をはっきりとさせているのかー!

具材がこんなにも味を奏でているのに、それでも最後にはパンを食べている感覚、サクットして香ばしい食パン、山に向かって叫びたい、パーンー!! ああ、そうか、この具材の全てはこのパンの美味しさを引き立てたてるもの、そうこれは、”パン協奏曲”!!

説明しよう!
パン協奏曲とは、クラシック音楽の”ピアノ協奏曲”からえた造語である。ピアノ協奏曲とは、ピアノとオーケストラが協奏しあう音楽のこと。オーケストラという多人数を相手に一つのピアノが協奏するためには、ピアノの演奏がオーケストラにひけをとらないほど素晴らしくなくてはならないのです。素晴らしいピアノの演奏は、オーケストラがどんなに多人数で素晴らしい音を奏でても、それはピアノと協奏しあうための、もしくは全てはピアノのための演奏になるのです。以上、説明終了。

スノウチさんのクロックムッシュでのベシャメルソースにチーズやハムは、パンを美味しく食べるための引き立て役。全てはこのパンのための「パン協奏曲」!それだけ、もともとのパンが良いのです!

クロックムッシュの奏でる、「パンを食べている」感覚、この協奏曲に満たされて、ああ、シ・ア・ワ・セ!


『クロックムッシュ』
ブーランジェリー スノウチ
スノウチさんマップ1
スノウチさんマップ2
品川通り沿いにあります。地図を見ながらでも、うっかりすると通り過ぎていることも。歩道橋を目安にしましょう。

調布市国領町 7-1-17

2016-09-01 | Posted in パン図鑑No Comments » 

関連記事