大人な甘さ つつじヶ丘・ブーランジェリー クープの「クリームパン」

ープさんの天然酵母 リームパン

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子供のころ好きだったものを、大人になってみれば、何であんなに好きだったのだろうと思うものがあります。
その一つに子供の頃は、コーラが好きでした。親に飲むのを禁止されていたこともあって余計に飲みたかったのかもしれません。
父が夕飯にビールを飲むのを見て、私は大人になったら、これはコーラだな、と思ったものです。夕飯に堂々とコーラをプシュッと開けて、プハーっと飲む、それが大人になっての夢でした。
ところが大人になってみれば、苦いビールを開けている。

子供の頃好きだったものを、今でも好きでいられることは幸運なことなのかもしれませんね。
その幸運なものの一つが「クリームパン」。今日は、クープさんの「クリームパン」の紹介です。

卵黄がやさしさを感じさせるカスタードクリームに、ほどよいやわらかさのパン。
形は様々あるけれど、私にとっての典型的な形は、グローブ型です。
クープさんのクリームパンのカスタードクリームはバニラビーンズ入りで、甘さが控えめ。
この控えめな甘さが、大人になっても食べたくなるんです。

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(形は様々、楕円形の変形のものから、グローブ型、キャラクターもの、パンの上にアーモンドスライスや粉砂糖のふられたものも)

そもそもクリームパン、これは日本発祥なのです。
中村屋さん(今は中華まんやカレーで有名ですね)の創業者夫妻が、シュークリームのおいしさに感動して、それをパンにできないかと考案されました。作る過程で、中身のクリームのところで余分な空洞ができてしまうことから、クリームがない空洞で損をしたように感じさせない為に空気抜きのためパンに切れ目を入れました。その切れ目が形としてはグローブ型になったということです。新宿中村屋 商品の歴史より
それ以来このグローブ型は、クリームパンの形として広まり、受け継がれてきているのですね。
クープさんで購入したクリームパンもこのグローブ型、日本のパンの歴史を感じます!

クリームパンの話をしていたら、お腹がへって、、
ああ、クリームパンが食べたい。大人になってもカスタードクリームの甘さっていいですよね。


『クリームパン』
ブーランジェリー クープ

調布市西つつじケ丘 4-6-3

 

2016-07-17 | Posted in パン図鑑No Comments » 

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